発売当初の生産枚数が少なく、その後になって評価されたレッド・ツェッペリンのレコードアルバムなどは、買取価格が高くなるケースが多くあります。
また、同じタイトルでも初回限定や記念盤は、基本的に生産枚数が少ないため、驚くほどの高価買取が実現する可能性も。
自分の所有するレコード盤の希少性を知ることが、高価買取をしてもらうためのポイントです。
売却時、レッド・ツェッペリンのレコードの保存状態は、査定額を大きく左右します。
もちろん未開封品であれば、より高い価格での売却が可能になるでしょう。
また、レコードの再生状態はもちろん、ジャケットそのもののコンディションにも注意が必要です。
レコード自体は音飛びがなくとも、傷がついているとそれだけで減額の対象になります。湿度の高い日本ではカビのケアはしておきたいところです。
帯がついているレッド・ツェッペリンのレコードはプラス査定の重要ポイント。日本版特有の帯は海外コレクターからも人気があるほどです。
ほかにも、リリース会社のレーベル名が入ったカンパニースリーブ、発売当時特典だった冊子やステッカー、ポスターといった付属品もついているのも業者から好まれます。
却前に一式そろっているかどうか、必ずご確認を。
レッド・ツェッペリンのレコードにも少数ながら「白盤」「プロモ盤」と呼ばれるものがあります。これは、関係者や店頭視聴用に作られたもので、市場に出回っていないものです。
こういった希少価値の高いレコードは買取価格が高くなります。
また、レコードとして発売されたものの、CDとして再発売されていないものも同じく希少価値が高まります。
レッド・ツェッペリンのレコードの中で、買取価格がもっとも高いアルバムレコードは「LED ZEPPELIN」で、買取額は160,000円になった例も。
発売当初はアメリカの音楽誌で「好ましくない」と評されながらも、ビルボードのチャートに73週連続ランクインなど大ヒットを記録した作品です。
タイトル | 買取相場 |
---|---|
LED ZEPPELIN | 160,000円 |
Ⅳ | 30,000円 |
移民の歌 | 250,000円 |
LED ZEPPELINⅡ | 30,000円 |
レッド・ツェッペリンを結成したジミー・ペイジはロック史の中でもっとも影響力のあった1人。
中古ロックレコードは膨大な枚数が出回っており、繰り返される再販ゆえに基本的な買取相場は低めです。
しかし、初回プレス盤や特別仕様のレコードは特別に高い需要があり、数十万円の価値があるレコードも存在します。
活動後期になって人気の出たバンド盤などは、初期作品の生産枚数が少ないため、買取価格が高くなりやすい傾向にあります。また、当時の日本仕様の邦題やジャケットは国内国外問わずマニア受けがよく、需要が高まっています。
レッド・ツェッペリンは、1968年に三大ギタリストとも称されたジミー・ペイジが結成したバンドです。デビューアルバム「LED ZEPPELIN」を発表しブレイク。12年間音楽シーンの中で若い世代に絶大な影響力を誇り、もっとも成功したバンドとして君臨しました。
ロックというジャンルを世に知らしめた業績がたたえられ、1995年には「ロックの殿堂」入りを果たしました。
さらに「ポーラー音楽賞」やグラミー賞である「ベスト・ロック・アルバム賞」を受賞するなど、さまざまな功績をたたえられています。
2010年代になっても未発表音源を追加したアルバムを発売するなど、今なお多くのロックバンド達へ影響を与え続けている存在です。
現在、レコードの人気が再燃していることはご存知でしょうか?
毎年「レコード・ストア・デイ」という世界同時開催の大規模イベントも開かれており、アナログレコード市場のシェアも10倍近くになっているのです。
その中でも日本盤は、その再生状態が良いことや、ユニークなアプローチが注目されています。ジャケットや帯の存在のほか、ボーナストラックやサウンドトラック、付録のステッカーなど日本独自のレコード盤は海外からも高評価を受けています。レッド・ツェッペリンのレコードも日本独自のものがあれば必ず保管を。
レコードの買取はフュージョン、モダンなどジャンルによって査定額が変わります。そのほか、生産された年代や音質によっても変化するため、素人が価値を判断するのは難しいことも。
専門性の高い買取業者に買取を依頼しても、それぞれ得意とするジャンルが異なります。そのため、1つの業者に依頼しても正当な価格を付けてもらえる保証はありません。
買取依頼をする場合は複数の業者に査定依頼をしましょう。そうすることにより本来のレコードの価値を見極めてもらいやすくなり、満足のいく査定結果を得られるようになるはずです。