中本マリのレコードのなかでも、現在の流通量が少なく、購入が難しい盤は、買取額が高くなります。
また、同じタイトルの盤であっても、初回生産盤や限定盤の方が高額買取を期待できます。
発売当初は人気がなく、流通量が少なかったとしても、のちにそのアーティストが有名になると価格が跳ね上がることもあります。
未開封の状態に近ければ近いほど、高価買取の期待ができます。
コレクションとしても価値がある中本マリのレコード。ディスクに傷やカビ、ジャケットの汚れがあると再生可能でも価格は下がる傾向に。また、テープを貼っているなど人の手が加わっているのマイナス評価につながります。紫外線にさらされてできる「焼け」も減点対象です。
アルバムなどのLP盤の場合、帯がついているとプラス査定のポイントになります。帯は日本盤特有なので、中本マリのレコードは帯もしっかりと保管を。
ほかにもカンパニースリーブと呼ばれる、レコード会社のロゴが入ったスリーブなど、特典や付属品がついていると、それもプラス査定に転じます。
歌詞カードも大切ですので、歌詞カードや付属品が良好な状態で揃っているかは要チェックです。
レコード会社関係や店頭視聴用のサンプル盤である「白盤」と呼ばれるものは、高価買取が期待できます。
「プロモ盤」と呼ばれるものも、希少価値が高いです。その他、中本マリのレコードで同じ盤であっても初回限定盤や記念発売盤は価値が上がり、買取価格が変わる場合があります。盤の「希少性」が最優先といっても過言ではありません。
買取事例はまだありません。
中本マリは1973年にデビューし、「UNFORGETTABLE」の発表で大きな評価を得ました。その後1991年には「ヴォイスを発表、日本ジャズディスク大賞の日本ヴォーカル賞を受賞しました。このようにジャズ界では大きな功績を残し続けている有名シンガーです。
オークションでも先で紹介した作品はもちろん、歴代の作品が出品されています。ジャズの中古レコード市場は、国内でもレア盤を求める人は多いものです。
お手軽にオークションで売るのも1つの方法ですが、知識のある専門店で買い取りをしてもらえば高額買取が期待できる作品も多くあります。
中本マリは1970年にジャズ・ヴォーカリストとしてデビュー。1973年にデビューアルバム「UNFORGETTABLE」を発売し、業界での評価を受けました。
その後、スウィングジャーナル誌での人気投票ヴォーカル部門で8年続けてポール・ウィナーを獲得。1985年には水島早苗賞第一回グランプリの獲得と、多くの功績を残しています。
そのほかにも阪神淡路大震災チャリティコンサートを企画するなど、ジャズ界だけでなく社会活動にも熱心な人物です。
海外アーティストとも親交があり、「レジー・ワークマン・トリオ」とツアーを行ったり、シダー・ウォルトンらとアルバム「ホワットイズラブ?」を発表したりするなど、ライブ活動からレコーディングまで精力的に展開。その活動は国内にとどまらず、国境を超えた音楽活動を続けています。
中本マリのレコードのみならず、日本盤は海外でも大きな評価を受けています。アメリカの著名エンジニア、スティーブホフマンは、「私も日本盤は数多く持っている」「ぼくにとって日本は、レコードジャンキーにとって夢のような国だ」と評するほど。
日本独自の帯や付属品はファンの羨望の対象となり、レア盤を求める各国の収集家のコレクション欲をそそる存在のようです。
日本の味付けであるトップ・エンドのマスタリング技術、そして品質管理の良さもあいまって、世界でも受け入れられているレコードが誕生しているようです。
レコードを高値で買い取りしてもらうために、本来受けるべき評価をしてくれる業者を探す必要があります。
そのため、複数のレコード買取業者での査定は必須。中古レコードには様々な査定項目があり、それぞれのジャンルに特化した専門業者が査定をします。
その専門外となっているジャンルのお店に買取依頼をしても、適切な評価を受けられない可能性も。残念なミスマッチを防ぐために、複数の買取業者へ見積もり依頼を行い、一番納得ができる業者に買い取りしてもらいましょう。