今回はアメリカのパンクバンド「ラモーンズ」の中古レコード買取に関する情報についてまとめています。ロックの殿堂入りを果たしているバンドということもあり、高額で取引されるレコードも多数。実際の買取事例や市場価値の高いアルバムについてチェックしてみましょう。
ラモーンズ公式HP(https://wmg.jp/ramones/)
ラモーンズに限らず、中古レコード市場で高額査定されやすいのは原盤です。しかし、国内盤でも帯付きのものであればプレミア価格がつく可能性もあります。そのなかでも、希少価値が高いのは「日本フォノグラム」から発売されたラモーンズのレコード。現在は存在しないレーベル会社のため、数万円の価値がつくこともあります。
「ラモーンズの激情」はラモーンズ初のスタジオアルバムで、リリース後数十年にわたりセールスを伸ばしゴールドディスク認定された1枚です。ラモーンズを語るうえでは欠かせない1枚として中古レコードでも高値がつくことがあります。
国内盤で帯付きの美品であれば、2万円ほどでオークション取引されている場合もあります。
ラモーンズのレコードで高額取引されているのは日本フォノグラムから発売された「ラモーンズの激情」で25,000円ほどの価格がつくこともあります。そのほか、「電撃パップ」や「パンク天国」などのレコード盤も20,000円を超える価格で買取が成立する可能性もあります。
タイトル | 買取相場 |
---|---|
電撃パップ | 35,000円 |
パンク天国 | 20,000円 |
好き好きスージー | 15,000円 |
シーナはパンクロッカー | 15,000円 |
ロッカウェイビーチ | 15,000円 |
踊ろよベイビー | 15,000円 |
ニードルズ&ピンズ | 15,000円 |
思い出のロックンロール・スタジオ | 10,000円 |
ラモーンズの激情 | 25,000円 |
最近になり、中古レコードのみならず、レコード業界全体が盛り上がりをみせています。日本レコード協会調べのデータによれば、2017年の総レコード売り上げは20億円ほどで10年前にくらべても売り上げは急上昇しています。今後もレコード人気は続くと考えられるため、中古レコードにもニーズが出てくる可能性があります。
ラモーンズのレコードは初期作品がリマスターされて再販されるほど。時代を超えて評価されているバンドであれば、初期の作品の価値は今後も高騰していく可能性があるといえるでしょう。
ラモーンズは、現在でもパンク史において最重要バンドのひとつとして挙げられます。2002年にはロックの殿堂入りを果たしました。初期メンバーが全員死去した今も、デビュー後数十周年の折には記念盤が販売されるほど人気のあるバンドです。
シンプルかつ、ストレートな楽曲やその歌詞は多くの若者の支持を集めました。初期の3作は音楽的にも評価の高いアルバムといわれています。「エンド・オブ・ザ・センチュリー」はアメリカでヒットをおさめ、MLBの試合でも流されています。
日本盤には独自の帯(タスキ)がつけられていることが多く、海外コレクターも注目するアイテムです。当時あまり馴染みのなかった洋楽をより親しみあるものにしようと、プロモーションの一環でつくられた帯。その独創性あるデザインはジャケットと並び重要な査定項目になります。
ラモーンズのアルバムも帯がついていればより高額での買取が実現するかもしれません。
ラモーンズの中古レコードで高額買取が期待できるアルバムを紹介しました。しかし、価値のあるレコードを正しく査定してもらうためには覚えておきたいこともあります。
ラモーンズであればロックレコードにくわしい買取業者で査定をしてもらうのはもちろんのこと、かならず複数の業者で買取額を査定してもらうようにしましょう。そうすることで、自分の持っている中古レコードをより正しい価格で売却することができます。