両親、祖父母が気に入っていたレコードや思い入れのある大事なレコードは、やはり捨てるのではなくどこかで買い取ってもらいたいもの。しかし、残念ながら買い取りしてもらえない場合もあります。
ここでは買い取りしてもらえないレコードにはどのようなものがあるのか、また買い取ってもらえないときにはどのようにして処分すればいいのかについてまとめました。
買取業者というとどんなものでも買い取ってくれるイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
ここでは、レコードを買い取りしてもらえない場合の条件をご紹介します。
どんなに希少なレコードだとしても、壊れていて正常に作動しないのでは意味はありません。買い取りしてもらえる可能性は極めて低いといえるでしょう。
しばらく使用していないレコードの場合は、買取業者の査定に出す前に一度動作確認をしてみてください。
汚れが多かったりタバコや香水の臭いが付いていたりすると、買い取ってもらえないことがあります。
しかし、汚れや臭いに関しては手入れをすればある程度落とすことができます。査定に出す前に一度掃除をして、できるだけきれいな状態にしてください。
修理されたものや改造されたものは、買取業者に持っていってもあまり買い取ってはもらえません。
ですが、家族や親戚の遺品などであれば修理や改造をしたかわからないことも多いと思います。そのような場合は、一応査定に出してみるといいかもしれません。
査定の結果、1000円以下など単価が安すぎるものは買い取ってもらえないことがあります。
とはいえ、これは買取業者によってかなり違いがあるといえるでしょう。安くても買い取りをしてくれる買取業者もあるので、複数の業者を当たってみることをおすすめします。
SP盤、サンプル盤、レンタル使用品、過剰在庫品、不人気品なども買い取りをしてもらえない場合があります。
しかし、この点に関しても買取業者によって対応が大きく異なります。SP盤だと買い取り不可という買取業者もあれば、逆にSP盤を積極的に集めているという買取業者もあります。
買取業者で買い取ってもらえなかったからといって、ずっと家の倉庫で保管していくわけにもいきませんよね。
ここでは、買い取り不可となったレコードの処理方法についてご紹介します。
レコードを処分するなら、ゴミに出せばいいのではないかと思うかもしれません。しかし、レコードをゴミに出すのはなかなか面倒です。
なぜなら、レコード盤、内装、ジャケットをそれぞれ分別して出す必要があるからです。自治体のルールにもよりますが、ただ可燃ゴミに出しても回収してもらえないことは大いにあり得ます。
このように処分が難しいレコードですが、査定で値がつかなかったレコードでも無料で引き取ってくれる買取業者は多いものです。特に大量のレコードを処分したいときには、買取業者で引き取ってもらうことをおすすめします。なお、有料で引き取りをしている買取業者もあるので、よく確認しましょう。
どうしても売りたいというのであれば、オークションに出すという手もあります。
例えば、不人気品を買取業者で買い取ってもらえないのは買い手が見つかる可能性が低いからですよね。しかし、どんなにマイナーなレコードでも日本のどこかには根強いファンがいるはずです。オークションに出せば、もしかしたら思わぬ高値が付くかもしれません。
しかし、オークションは買取業者に出すときとは違い、見知らぬ人とのトラブルに発展することもあります。オークションに初めて出品するときには、どのようなトラブルが起こりうるのかなどについてしっかりと調べることをおすすめします。
できれば買い取ってほしいレコードがあるけれど、買い取ってもらえるかどうかイマイチ自信がない・・・という場合は、一度買取業者に電話で連絡してみることをおすすめします。実物を見ないと判断しかねる場合もありますが、電話の相談だけで判断してもらえることもあります。実際に店舗にレコードを持っていく前に、ぜひ確認してみてください。
また、買取の条件は買取業者によって異なります。ここでは買い取ってもらえない可能性のある条件をご紹介しましたが、いずれかの条件に当てはまっていれば絶対に買い取ってもらえないというわけではありません。完全に壊れているなどでなければ、いくつかの買取業者を当たってみましょう。
その結果、どうしても売ることができなければ処分するのも致し方ありません。その場合も、無料で引き取りをしてくれる買取業者はあるので安心してくださいね。